UltraStudio HD Mini
ポータブルなThunderbolt 3対応キャプチャー
UltraStudio HD Miniは、ポータブルなThunderbolt 3対応キャプチャー・再生ソリューションです。場所を問わず持ち運びが可能で、ハイエンドのプロジェクトにも十分対応できる機能を備えています。1080p60までのフォーマットをフル10-bit YUVで、1080p30/2K DCIまでのフォーマットを12-bit RGBでキャプチャー・再生可能です。
UltraStudio HD Miniには、大画面テレビでのモニタリング用にHDMI出力、フィル&キーの再生用にデュアルSDI出力を搭載しています。また、アナログのオーディオ/ビデオ入力を使用すれば、旧型アナログデッキから素材をアーカイブのためにデジタル化できます。
UltraStudio HD Miniはアーカイブ、編集モニタリング、ライブ放送のグラフィックの実行を意図して特別に設計されており、最新のThunderbolt 3サポートのコンピューターを使用することで最大限のパフォーマンスを実現できます。
これらのインターフェースの組み合わせは、今日幅広く使われているワークフローで大いに役立ちます。例えば、アーカイブ作業においては、Digital BetacamやBetacam SP、更には1インチCフォーマットのオープンリールデッキなどの旧型の放送デッキに接続する必要がありますが、UltraStudio HD Miniはアナログコンポーネント、コンポジット、SDI入力に加えてデッキコントロールのシリアルポートを搭載しているので、このようなデッキに直接接続しキャプチャーが行えます。
編集/カラーコレクション
DaVinci Resolveなどの最新の編集/カラーコレクション用ソフトウェアを使用時に、Thunderbolt 3からHDMI/SDI出力することで、オーディオとビデオが完全に同期した高品質な放送用モニタリングが可能です。ライブ放送グラフィックを行う際には、デュアルSDI出力を使用してリアルタイムでフィル&キー信号をライブプロダクションスイッチャーなどのダウンストリームの機器に出力できます。これにより、ライブの映像上にキーイングするためのグラフィックをコンピューターでライブ出力できます。
UltraStudio HD Miniは、他のキャプチャー機器と比較して、多くの編集/デザイン/ビデオソフトウェアをサポートしており、DaVinci Resolve、Final Cut Pro X、Media Composer、Premiere Proなどのソフトウェアと互換性があります。FusionやAfter Effectsと共に使用して、精緻を極めたビジュアルエフェクトを作成したり、DaVinci Resolveを使ってカラーコレクションが行えます。
Thunderbolt 3テクノロジーに対応
UltraStudio HD Miniは、先進のThunderbolt 3テクノロジーに対応しています。データが最大40 Gb/sで転送でき、この転送速度により、完全な非圧縮ビデオのキャプチャー・再生を実現でます。コンピューターのCPUを処理タスクにより多く割り当てられ、UltraStudio HD MiniはThunderbolt 3経由でラップトップのバッテリーから給電もできるので、持ち出して使用する際に外部電源を持ち運ぶ必要がありません。
可搬性を重視して設計された製品
可搬性を重視して設計されたUltraStudio HD Miniは標準ラックの⅓のサイズなので、他の機材と並べてラックマウントが可能です。デスクトップで単独での使用もできます。オプションのTeranex Mini Smart Panelも互換しているので、フロントパネルコントロールをグレードアップし、ビデオのプレビュー、オーディオメーターやタイムコードなどを確認できるLCDを追加できます。UltraStudio HD Miniは、ラップトップとポータブルドライブと共にリュックサックに収まるサイズ。究極の携帯性を持つキャプチャー・再生ソリューションとして活躍します。
Teranex Mini Smart Panelを付属
Teranex Mini Smart Panelがありますので、LCDモニタリングが可能になり、UltraStudio HD Miniのフロントパネルにコントロールも追加できます。プッシュボタンコントロールを搭載しており、高輝度カラーディスプレイではビデオのプレビュー、オーディオメーター、タイムコード、フォーマット情報が確認できる。また、設定の調整やソースビデオの変更もできます。